ガス機器の凍結にご注意ください
冬の時期、東北地方では氷点下になることもしばしばございます。
そんな時に気になるのが、水道の凍結とともに、給湯器やガス器具の凍結です。
凍結する場所によっては、破損、漏水の原因ともなりますので、寒波襲来の際にはぜひとも対策したいものです。
ここでは、凍結予防の情報をご案内いたしますので、参考にしていただければ幸いです。
小型湯沸器
小型湯沸器の凍結予防には、水抜きをおすすめいたします。
水抜き方法の詳細は、以下のリンクからノーリツ様のホームページをご参照ください。
株式会社ノーリツ様の「小型湯沸器の水抜き方法は?」はこちらから
※メーカーが違う場合でも、水抜き方法はおおむね同じです。
バランス風呂釜
バランス風呂釜の凍結予防にも、水抜きをおすすめいたします。
水抜き方法の詳細は、以下のリンクからリンナイ様のホームページ、電子取扱説明書(P.33)をご参照ください。
リンナイ株式会社様の「給湯付風呂釜の電子取扱説明書」はこちらから
※メーカーが違う場合でも、水抜き方法はおおむね同じです。
ガス給湯器
ガス給湯器の凍結予防には何点かの方法がございます。これらは、それぞれ保護する場所が違うので、どれか一つを行えばいいわけではなく、複数の方法を行っていただくのが、望ましいです。
- 配管に凍結予防対策を施す。
給湯器に接続されている配管に保温材を巻いたり、電気ヒーターを巻き付けたりします。これらは、給湯器設置の作業時に施工会社が行っていると思います。お客様へお願いは、電気ヒーターのプラグがコンセントに差し込まれているかを、再度ご確認ください。夏季に節電のためにと抜き、そのまま冬を迎えて凍結する。というケースが毎年発生いたしております。ご注意ください。 - 浴槽の残り湯を捨てない。(自動湯張り、追い焚き機能付きのみ)
明け方などの寒い時間帯、および日中でも氷点下になるような寒い日は終日、浴槽に残り湯(冷めてもOK)を循環口(お湯が出てくる穴)よりも5cm以上水位が高い状態にしていてください。外気温が低くなると給湯器のポンプが作動し、機械内部の水と浴槽内の水を循環させて、凍結防止を図ります。その際、動作するのはポンプのみなので、ガスは消費いたしません。また、本体電源で動きますので、リモコンの電源は切れていても問題ありません。 - お湯側を少し開けて、蛇口から水を流しておく。
給湯器の電源を切り、お湯を出す操作を行い、水をごく少量(太さ4mm程度)出したままにする。水が流れることにより、凍結予防の効果があります。 - 給湯器の水抜きをする。
ガス給湯器内の水を抜きます。凍結する水自体がなくなるので、最も効果的な方法ですが、慣れていないと作業は難しいです。また、水抜きした状態のままでは、給湯器が使えません。日常的に行うにはハードルが高いですが、冬季の長期不在の際などにはいいかもしれません。詳細なやり方等は取扱説明書等をご参照ください。 - お宅全体の水抜きをする。
室内に電動の水抜きスイッチや、屋外に水抜きバルブがあるお宅は、これらの操作をして、水抜きを行い、蛇口を開けておくと高い効果を発揮します。
リンナイ様ホームページの凍結防止についても以下のリンクからご参照下さい。
リンナイ株式会社様の「給湯器の凍結について」はこちらから
※いずれの方法も予防、防止策として有効とされる手段であり、凍結を完全に防ぐものではないことをご理解、ご了承ください。
凍結してしまったら
お湯をかけたり、ドライヤーでの解凍は、配管やバルブ、機器の破損につながる恐れがあるため、おすすめいたしません。
- 小型湯沸器の場合は、室内を温めて自然に解凍するのを待ちましょう。
- 給湯器の給湯(蛇口)側の場合は、給湯器の電源を切り、蛇口を開けたまま自然に解凍するのを待ちましょう。
- 給湯器の追い焚き(浴槽)側の場合は、シャワー等からお湯が出るのであれば、浴槽に循環口(お湯が出てくる穴)より上になるまでお湯をためて、自然に解凍するのを待ちましょう。